ビデオ・メッセージ
G8対抗国際フォーラム
- なぜ「G8対抗」フォーラムを組織したのか。
- 「外部」「もう一つの世界」をいかに論じることができるか。
- 「大学で」「理論的に」グローバルな変容を考えることの意味
- アクティヴィズムとアカデミズムは思っているよりも近い!
- アジア唯一のG8参加国・日本で語るべきオルタナティヴ
レセプション - コメント
マイケル・ハート インタビュー
入管どうだった?
ジム・フレミング インタビュー
ラディカル・ヒーローカレンダー大人気!
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- 酒井隆史
メイン・フォーラム
「蝶つがいを外せ—グローバルな原蓄と再生産の政治」
足立眞理子(お茶の水女子大学、経済学)
現代のグローバリゼーションへのジェンダー分析の、理論的な核心は、世界資本主義の進行過程が、資本と二重に自由な賃金労働の二大範疇への成熟過程ではなく、むしろ、その反対に、賃金においてその生涯を全うすることが不可能な社会層こそを、常態として生成せしめるものであるという認識が存在していることにある。
そもそも、資本主義における最大の困難とは、その身体のみを所有する、生きている者から、その固有の身体に付随して切り取り不可能な労働力を抽出するほかないことであり、そしてその前提として、それらの生きている労働者と歴史の偶然として出会わなければならないことにある。その出逢い、「供給」の継続が途絶えること、すなわち労働力供給制限とよばれる事態がおきることをこそ、資本は怖れているのである。労働力商品化の無理とは、生きている労働が資本と呼ばれる死んだ労働に統御されることを意味するが、同時に死んでいる側が生きている側を捕獲しなければならないことの本来的無理をも意味しているのである。ローザ・ルクセンブルグにおける資本主義的再生産に関わる最も独自な認識とは、同じものの繰り返しの不可能性、資本主義の構造的再生産それ自身の不可能性をこそ遡上に載せている点なのである。
ローザ・ルクセンブルグによって開始されるや否や挫折させられた、新たなる世界資本主義認識とは、すなわち、閉鎖体系としての純粋資本主義の仮構性こそ、ひるがえって、歴史的現実にあっては、これらの均衡的軌道から、いかに乖離し、いかに不均衡要因を累積的に帯澱させるのか、その歴史的現実の傷痕を読み開くことが、現代の理論的な課題であることを、私たちに指し示している。
そして、資本主義の均衡的軌道を成立させるために、従属的に決定されるとみなされる諸領域において「生きている人間材料」として貼り付けられるその現実を担う側において、資本の内的均衡的蓄積軌道などは仮構にすぎないと言い放ったローザの馨は響くであろう。
高等教育パネル
現代資本主義パネル
地下大学東京
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